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ラジオアイソトープ(Radio Isotope (RI):放射性同位元素)の医学利用は1950年代に開始され、今日まで病気の解明、医学知識の蓄積及び医療技術の発展に大きく貢献してきました。
その後、このような医学的知識と技術を基に開発された放射性医薬品は、1970年代より半世紀を通して、先端的な医療技術として医療機関での利用が拡大してきました。
この間、放射性医薬品の安全性・有効性が確立され、特に放射性医薬品に使用されているラジオアイソトープの安全性については世界的にも検討されています。
放射性医薬品は、体内に微量に存在する物質の測定が可能であり、体内で時間とともに変化する微量のラジオアイソトープの動きを追跡することにより、疾病に特徴的な病態生理学的情報を提供することができます。
効率的な診療が実施されるには、病気の状態を的確に診断する必要があります。放射性医薬品を使用する核医学検査は、患者さんの苦痛もなく一回の投与で安全に実施できる診断方法として、医療現場の要望に応えられる性能を有しています。
21世紀はライフサイエンス(生命科学)の時代とされ、ゲノム科学、再生医療、オーダーメイド医療などの医療技術の進歩と実用化が期待されています。このような医療技術の進歩と相俟って、核医学検査は細胞レベルでの挙動を追跡できる分子イメージング技術として注目されており、欧米では疾病の診断のみならず、新しく開発される医薬品、医療技術の安全性・有効性を評価する方法であるマイクロドーズイメージングとして利用が開始されようとしています。
また、近年では使用するラジオアイソトープの投与量と製剤設計を工夫することにより、病気の部分だけを選択的に治療する放射性医薬品の開発が進められ、医療への応用が期待されています。
日本放射性医薬品協会は、このような放射性医薬品を製造販売する製薬企業の団体として、ラジオアイソトープの利点を生かした放射性医薬品を開発、供給し国民医療の向上に貢献する所存であります。
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